公開日: |更新日:
丸顔や下ぶくれなどで悩み、小顔を目指している女性は少なくありませんが、その原因が皮下脂肪やエラ付近の筋肉(咬筋)でなく、頬の深部にある脂肪(バッカルファット)であった場合、どれだけダイエットを頑張って体が細くなっても、一向に顔の大きさは変わらないといったケースが考えられます。そこで、まずは自分の丸顔や下ぶくれの原因を見極めて、本当にバッカルファット除去が必要なのかどうか確かめていくことが大切です。
ここでは、自分にとってバッカルファット除去が必要なのかどうか、しっかりと考える上で役立つポイントについて解説していきます。
頬の深い部分にある脂肪(バッカルファット)は、生まれつき誰にでも備わっているものです。ただし、若い間はこめかみから頬骨にかけてという、比較的上の部分にあり、それが丸顔や下ぶくれの原因になることはあまりありません。
しかし、加齢によって顔の皮膚が垂れ下がってくると、それに伴ってバッカルファットも下垂してきて、それが顔の輪郭を大きく見せたり顔全体を丸く見せたりする原因になります。
バッカルファットが多いか少ないかは人によって異なり、バッカルファットが多い人ほど丸顔や下ぶくれも目立つ可能性が高まります。
そのため、小顔治療を行う際は、自分のバッカルファットの現在位置や量について正しく診断してもらうことが大切です。
バッカルファットによって顔の輪郭がふくらんで見えている場合、顔周りの皮下脂肪を除去したり、エラの咬筋を縮小させたりしたとしても、なかなか小顔効果を得ることはできません。
そこで、小顔治療としてバッカルファット除去が有効になります。
例えば顔を小さくしようとダイエットを頑張り、もう皮下脂肪がほとんど存在していないような状態であっても、顔だけはぷっくり太って見える女性がいます。このような場合、丸顔の原因はバッカルファットである可能性が高いかも知れません。
ただし、皮下脂肪が減りすぎて皮膚が余り、頬が垂れ下がって見えているケースもあり、実際の手術前には充分な診断が必要です。
バッカルファットが生まれつき多い人は、口をすぼめた時に頬の内側のふくらみを感じやすくなります。そのため、食事中に頬を噛んでしまうことが多い場合、バッカルファットが多いタイプかも知れません。
若い頃とほとんど体型が変わっていないのに、顔や輪郭だけたるんだりむくんだりしてきた場合、加齢によってバッカルファットが垂れ下がってきた可能性があります。
反対に、10代や20代など若い女性の場合、丸顔や下ぶくれの原因はバッカルファットでなく、皮下脂肪や咬筋の発達である可能性も高いでしょう。
小顔治療として有効とされるバッカルファット除去ですが、そもそも丸顔や下ぶくれの原因が本当にバッカルファットなのかどうか、まずは正しく見極めることが不可欠です。
皮下脂肪やエラの咬筋の状態、また年齢によって、バッカルファット除去をしても小顔効果が思ったほど得られない可能性もあります。そのため、自分の顔の状態や肌の内側の状況を詳しく確認し、自分にとってベストな治療法を選択することが大切です。
口の中の粘膜を1cm程度切開し、余分な脂肪を取り除く施術です。
バッカルファット除去の平均的な費用は、21~38万円ほどです。手術はその日に完了しますが、腫れが1日ほど、痛みが1週間ほど続く場合があります。治療後は腫れや頬がこけるなどのリスクがありますので、不安な点についてはクリニックで医師にご相談ください。
このサイトでは、美容整形の手術によって若々しい印象になることを「若返り」としています。