バッカルファットの教科書【東京のクリニック一覧付き】 » Lesson3.バッカルファットと一緒に受けたいたるみ治療ガイド

Lesson3.バッカルファットと同時施術でたるみ治療が受けられるクリニック

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下膨れや加齢によるたるみ、ブルドッグ顔やマリオネットラインなどを改善する対策としてバッカルファットを除去する手術はとても有効です。ただし、20代前半など若い頃はバッカルファット除去だけで小顔効果やフェイスラインの改善効果が得られますが、年齢を重ねてフェイスラインの崩れを自覚している場合、じつはバッカルファットを除去するだけでは十分な効果が得られない可能性があります。そこでここでは、バッカルファット除去手術と同時に受けるべき治療について解説していきます。

クリニックによって推奨している治療法は異なりますが、バッカルファット除去だけであなたの求めているお顔が手に入るのか、それともほかの治療も同時に受けるべきなのか、カウンセリングを受ける際に担当医にしっかり確認するようにしましょう。

バッカルファット除去と
相性の良い治療法

バッカルファット除去と相性の良い施術には、糸で皮下組織を全体的に引き上げるスレッドリフトや、肌の凹凸を解消して自然な仕上がりにする脂肪注入やヒアルロン酸注入といった注入療法、さらに本人の肌質や骨格、たるみの程度に応じて様々なものがあります。

クリニック独自の治療法や個々の骨格・肌質の違いによって組み合わせるべき治療法は異なりますが、代表的な治療法を挙げてみました。

スレッドリフト(糸)

スレッドリフトとは、時間の経過で溶ける特殊な糸を皮下に挿入してたるんだ皮下脂肪を元の位置に引き上げる治療法です。糸を挿入する刺激によってコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進され、ハリや潤いアップなどの美肌効果を得られるメリットもあります。

バッカルファット除去ではたるみをつくっている余分な脂肪を取り除くことができるものの、たるんでしまった皮ふの改善にはつながりません。たるみの強い方がバッカルファット除去でスッキリとしたフェイスラインを手に入れたいのであれば、スレッドリフトとの組み合わせがおすすめです。スレッドリフトでたるみを引き上げることで、フェイスラインを整えてきれいな仕上がりを実現できます。

バッカルファット除去+スレッドリフト(糸)の効果
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脂肪注入

脂肪注入とは、自身のお腹や太ももなどから採取した脂肪をボリュームアップさせたい場所に注入する治療法です。自分自身の脂肪を使用するのでアレルギー反応が起きづらく、効果も長持ちしやすいのが特徴。ただし、脂肪の少ないやせ型の方には向いていません。

たるみと頬コケを併発している場合、バッカルファット除去だけでは頬コケ対策としては万全ではありません。そのため、バッカルファット除去と合わせて脂肪注入を受けるのがおすすめです。たるみを改善しながら頬をボリュームアップでき、ハリのあるふっくらとした頬になることで若々しさや女性らしい柔らかな印象を与えられます。

バッカルファット除去+脂肪注入の効果
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ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸を注入して肌をボリュームアップさせることでたるみやしわを改善する治療法です。脂肪の少ないやせ型の方にも適用でき、メスを入れずに気軽に気になる部位のボリュームアップを叶えられます。

バッカルファット除去と合わせてヒアルロン酸注入を受けることで、たるみと頬コケを同時に改善できます。脂肪注入には向かないやせ型の方はもちろん、大掛かりな手術には抵抗がある方でも治療を受けやすいのがポイント。ヒアルロン酸注入はわずかな量の違いでも仕上がりが左右されてしまうため、注入技術の高いクリニック選びがおすすめです。

バッカルファット除去+ヒアルロン酸注入の効果
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リフトアップレーザー・高周波・超音波

切らないたるみ治療として、レーザーや高周波などを使った施術も人気です。ただし、クリニックによって医療機器や施術メニューに違いもあり、気になる施術については、バッカルファット除去との組合せメニューがあるクリニックの比較を参考にしてください。

サーマクール

高周波を肌組織へ照射して、肌細胞の再生力を活性化させる「切らないたるみ治療器」です。照射エネルギーの質を変化させることで、様々な肌質や体質へ対応します。

ポラリス

光と高周波という性質の異なるエネルギーを照査することで、肌のコラーゲン生成を活性化させながら、肌組織の再生も促せる医療機器です。皮膚へのダメージが少ない点も特徴です。

フォトRF

肌表面の色素沈着やくすみに効く光エネルギーと、皮下組織を活性化する高周波エネルギーを同時に肌の深部へ届けられます。刺激が少ないため、治療後すぐに化粧もできます。

タイタン

米国キュテラ社が開発したタイタンは、肌を保護しながら赤外光を照射し、肌組織のコラーゲン産生を活性化させるレーザー機器です。即効的な肌の引きしめやシワ改善に有効です。

ウルセラ

超音波を集中させることで肌の深部までエネルギーを届かせて、肌の浅い層から、従来の方法では外科手術が必要だったスマス筋膜まで広範囲の再生を活性化させます。

リファームST

赤外線と高周波という2つのエネルギーの相乗効果で、肌の深部まで効率的にエネルギーを届ける医療機器です。シワやたるみだけでなく、赤ら顔の治療にも有効な施術です。

アルテミスシェイプ

サーマクールを発展させた医療機器として、皮下脂肪から真皮層まで広い範囲で肌活性を促進させます。皮膚のたるみ・脂肪のたるみ・むくみの全てに効果があります。

マエストラRF

3種類の高周波を複合的に照射して、肌表面から脂肪層まで総合的に引きしめられる医療機器です。顔のたるみの原因として考えられる様々な症状に効果があります。

タイタンXL

水に吸収されやすい光エネルギーを使い、真皮層の水分を温めて肌組織を熱で活性化させます。肌表面が40度以上にならず、施術中の痛みが少ない点も特徴です。

脂肪吸引

脂肪が原因で顔全体にたるみが生じている場合、余分な脂肪を除去することも有効です。ただし、顔面の脂肪除去は高い技術力が必要なため、組合せ費用を提示しているクリニックの特徴を比較しつつ、自分にとってベストなクリニックを探していきましょう。

リポコントラスト

リポコントラストは局所的な脂肪除去のために開発された専用機器です。従来のような吸引・冷却ではなく、加熱→冷却→加熱という温度変化によって脂肪細胞をピンポイントで破壊し、より安全かつ効果的に脂肪を体外へ排出します。

脂肪溶解注射(BNLS)

脂肪溶解注射は、脂質の代謝を活性化させる薬剤を皮下脂肪へ注射して、脂肪細胞を排出する施術です。脂肪吸引よりも手軽にできる反面、薬剤によって効果や安全性も異なるため、クリニックごとに取り扱っている薬剤の種類や費用を充分に比較検討してください。

新世代脂肪溶解注射

植物や海産物など、天然素材由来が主成分の脂肪溶解注射です。製剤単独で高い効果を発揮するため、従来の脂肪溶解注射のように副作用リスクがある他の製剤を併用する必要がなく、安全性に優れている点は見逃せません。

ボトックス(ボツリヌストキシン)注射

顔の輪郭が大きくなっている場合、皮下脂肪だけでなく、あごの周りの筋肉(咬筋)が発達しすぎている可能性があります。ボトックス製剤は筋肉を細くするため、咬筋の減少分だけエラや顔のふくらみを解消できます。

再生医療

美容医療分野における再生医療では、患者の血液や細胞など本人由来の有効成分を肌へ注入することで、肌細胞の再生力を回復させてハリを取り戻したり、たるみを改善したりすることが可能です。クリニックによって取り扱っている施術や費用が異なるため、まずはバッカルファット除去と同時に受けられるクリニックの特徴を確認していきましょう。

PRP

PRPとは「多血小板血漿」の略称で、血液を固めたり壊れた血管や細胞を修復させたりする「血小板」と、肌の成長を促進させる「白血球」を多く含んだ成分です。

グロースファクター(成長因子)

コラーゲン生成や細胞の成長促進、肌組織の再生や毛細血管の修復など、様々な体の回復メカニズムを司る成分がグロースファクターです。種類によって効果も変わるため、適切な成長因子を選択します。

PPP(プラズマジェル)

患者本人の血液から遠心分離機で小血小板血漿を分離して、さらにそれを熱でゲル状に変性させた上で肌へ注入する施術です。ヒアルロン酸注入よりも安全に行える注入療法です。

セリューション(脂肪組織由来幹細胞移植)

幹細胞とは、様々な組織や細胞へ変化する前の細胞であり、セリューション療法では患者本人から吸引した脂肪由来の幹細胞を注入します。脂肪をそのまま注入するより生着率が高く、効果的ですが、専用機器を持つクリニックでしか施術を行えません。


【バッカルファット除去とは】

口の中の粘膜を1cm程度切開し、余分な脂肪を取り除く施術です。

【費用とリスクについて】

バッカルファット除去の平均的な費用は、21~38万円ほどです。手術はその日に完了しますが、腫れが1日ほど、痛みが1週間ほど続く場合があります。治療後は腫れや頬がこけるなどのリスクがありますので、不安な点についてはクリニックで医師にご相談ください。

【若返りの定義】

このサイトでは、美容整形の手術によって若々しい印象になることを「若返り」としています。