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口の中から頬の内側を切開して行うバッカルファット除去に対して、脂肪溶解注射では脂肪細胞を分解する薬剤を、頬やフェイスラインといった脂肪が気になる部位の皮下へ注入するだけなので、メスを使う必要がなく、体へのダメージも最小限に抑えられます。しかし、そもそもバッカルファット除去と脂肪溶解注射では、アプローチする脂肪が異なり、得られる効果にも違いがあります。
このページでは脂肪溶解注射の特徴や、バッカルファット除去との違いなどについて、分かりやすく紹介しています。
メソセラピーとは、皮下に薬剤を注入する治療の総称であり、脂肪細胞を分解する薬剤を使って行われるメソセラピーが脂肪溶解注射です。
脂肪溶解注射はメスを必要としない「切らない小顔治療」であり、顔の頬や輪郭といった部位にも施術できるため、体への負担を軽減しながら小顔を目指したい人のニーズに応えられます。
脂肪吸引では、両耳の下やあご下といった部位を小さく切開して、吸引管を挿入し、皮下脂肪を物理的に摘出します。一方、脂肪溶解注射ではあくまでも注射器で薬剤を注入するだけで、徐々に分解された皮下脂肪はやがて尿などと一緒に排出されることが特徴です。
そのため、脂肪溶解注射は施術時間が短く体へのダメージも少ない反面、即効性がなく、効果が出るまで複数回の注射が必要になることもあります。
原則として、脂肪溶解注射は皮下脂肪など顔の浅い部分にある脂肪に対して行われる治療であり、バッカルファットのように深い部分にある脂肪の除去には通常行われません。
バッカルファット除去の目的は、加齢などの影響によって垂れ下がるバッカルファットを外科的に摘出することであり、脂肪溶解注射の目的は頬や輪郭にある皮下脂肪を減少させることです。
アプローチする対象が根本的に異なるため、自分にとって適した方を選択しなければなりません。
目的が異なる治療だからこそ、バッカルファット除去と脂肪溶解注射を併用することで、より確実に小顔効果を目指すことも可能です。例えば若くて脂肪が多い人は、脂肪溶解注射でフェイスラインの皮下脂肪を減らしながら、バッカルファット除去によって将来のたるみに備えることもできます。
バッカルファット除去は1回の治療ですぐに効果を得られますが、脂肪溶解注射は人によって効果が現れるまで時間がかかり、場合によっては複数回の施術が必要になることも珍しくありません。
注射回数が増えれば効果が高まりますが、予想外に高額な費用がかかることもあり、事前に医師と治療プランをきちんと相談しておくことが大切です。
脂肪溶解注射はバッカルファット除去よりも手軽に行える小顔治療であり、組み合わせればさらに効果を高められますが、それぞれには除去できる脂肪や効果が現れるまでの時間といった違いも存在します。
施術ごとの特徴と自分の体質やニーズをしっかり把握し、ベストな治療内容を選択するようにしていきましょう。
口の中の粘膜を1cm程度切開し、余分な脂肪を取り除く施術です。
バッカルファット除去の平均的な費用は、21~38万円ほどです。手術はその日に完了しますが、腫れが1日ほど、痛みが1週間ほど続く場合があります。治療後は腫れや頬がこけるなどのリスクがありますので、不安な点についてはクリニックで医師にご相談ください。
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